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裁判員ストレス障害 福島地裁で裁判に

6月18日付け『河北新報』の記事

裁判員ストレス障害 福島地裁に訴訟を移送 仙台地裁決定

裁判員を務めたことで深刻な精神的損害を受け、急性ストレス障害と診断されたとして、裁判員経験者の福島県内の60代女性が国に200万円の損害賠償を求めた訴訟で、仙台地裁は17日、訴訟を福島地裁に移送する決定をした。

民事訴訟法によると、今回の管轄裁判所は国を代表する法相の所在地の東京地裁か、不法行為などがあったとされる場所の福島地裁となる。女性側は法相と仙台法務局が一体だとして仙台地裁に提訴したが、国は同意せず、今月5日に移送を申し立てていた。

決定は、仙台地裁に管轄があることを否定。女性側の要望などを踏まえ、福島地裁に移送するとした。女性側の代理人は「即時抗告はせず、福島地裁で争う」と話した。  決定内容は仙台地裁が記者会見で公表したが、こうした対応は異例。地裁総務課の担当者は「社会的関心が高く、正しく理解してもらいたかった」と話している。

投稿:2013年6月18日