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2017年04月

4月28日 水戸地裁
マンションで昨年2月、交際相手の女性をナイフで刺して殺害したとして、殺人罪に問われた43歳の男性に対し、寺沢真由美裁判長は懲役13年(求刑18年)を言いした。

4月28日 鹿児島地裁
昨年7~9月、3人の女性を襲い金品を奪おうとしたなどとして、強盗致傷罪などに問われた26歳の男性に対し、懲役4年6月(求刑7年)を言い渡した。
冨田敦史裁判長は「借金などで金に困って金品を強取しようとしており、短絡的で身勝手。被害者の精神的苦痛は相当大きい」などと述べた。

4月27日 宇都宮地裁
長男への殺人、妻への承諾殺人罪に問われた67歳の男性に対し、二宮信吾裁判長は無理心中の事情が全くなかったことを挙げ「子に相談することなく、生命を奪う最悪の選択は安易かつ浅はか」と懲役9年6月(求刑11年)を言い渡した。
長男=当時(32)=の右首は誰が切り付けたかが争われていた。検察側は被告、弁護側は妻=同(65)=と主張。二宮裁判長は遺体の状況から「妻が切り付けた可能性は十分にある」としつつ断定を避けた。
妻が携帯電話契約で支払いきれないほどの金額が請求されると誤信し、無理心中を提案したことを認定。2人の命が奪われた結果の重大性に触れた。夫婦関係や被告の性格などの影響、妻の精神状態も要因としたが、「犯行を回避する種々の手段に十分目を向けなかった」と判示した。

4月27日 佐賀地裁
2人と共謀し、民家に押し入ったり店から現金を盗んだりして計8件の事件に関与したとして、強盗傷害や窃盗などの罪に問われた26歳の男性に対し、懲役5年(求刑8年)を言い渡した。
判決理由で吉井広幸裁判長は、強盗傷害事件に対し「危険かつ執拗で被害者の精神的苦痛は甚大」と述べ、他の事件を含め実行役を果たしたと指摘した。被告には知的障害があり、共謀した仲間から脅されて犯行に及んだとして、量刑を考慮した点も挙げた。

4月19日 前橋地裁
女子大生に後ろから抱きつくなどして、強制わいせつの罪に問われた39歳の男性に対し、鈴木秀行裁判長は懲役3年・保護観察付き執行猶予4年(求刑3年)を言い渡した。
判決理由で鈴木裁判長は、夜間に抵抗する女子大生=当時(18)=を襲ったのは「卑劣な犯行」とした。被害女性の精神的苦痛は多大で「被害結果は重大」と述べた。

投稿者 : いらないインコ|2017年4月30日