~裁判員制度はいらないインコは裁判員制度の廃止を求めます~
今月12日、最高裁は、23万6500人の国民に、裁判員候補者名簿への記載通知を送りつけました。裁判員裁判を実際に行う地裁からではなく、最高裁から直接国民に送る通知の6回目です。国民を無用の不安と悩みに追い込むこの召集予告通知の暴挙に、私たちは怒りを込めて抗議します。
震災や原発事故などで社会不安が強まる中、裁判員裁判を批判する国民の声がこの間さらに強まり、裁判所への出頭を拒絶する国民がいっそう増えています。
今年は、裁判員を経験して外傷性ストレス障害になった元裁判員が国を相手取って責任追及の訴訟を提起する事件も発生しました。燎原の火のように広がる反発と批判の勢いは、奔流となって、制度にしがみつく最高裁・法務省とこれに追随する日弁連を十重二十重に包囲しています。
最高裁は、四面楚歌のこのすう勢から身を隠すように、今回の通知をメディアに公表もせずに発信しました。ここには「裁判員裁判に国民が呼び出される」という話題が社会に広がるのを避けようとする意図が露骨に見て取れます。
私たちは、この機を見逃さず、制度に対する批判と廃止要求の声をさらにさらに高く上げたいと考えます。
この国に生きるすべての皆さまにあらためて訴えます。一人の拒否をみんなの拒否へ。みんなの拒否で制度の廃止を!
インコのお山裁判員制度対策本部
裁判員制度はいらないインコ
投稿:2013年11月14日