~裁判員制度はいらないインコは裁判員制度の廃止を求めます~
京都・長岡京小倉山荘」のおかきの詰め合わせをいただきながら、そして同封の『小倉百人一首全訳』をながめせしまに、胃袋・脳みそともに満足の私・インコの妄想は平安の世に飛んでしまい、トンデモないことに、はい…。
だれもかも 来ぬ人にせむ 公判で
末も見えたり 司法改革
すべての人びとに裁判所に行かないように説得しよう。数日の審理で無期懲役や死刑の判決を出したりしていいわけがない。公判途中でも裁判員がいなくなる事態を作りだそう。司法改革はことごとく失敗だ。もう制度の末路も見えてきたなあ。【藤原超寒風】
隠しても 色に出にけり 欠陥は
いつやめるのと 人の問うまで
市民には知らせないと懸命に隠してきたつもりの欠陥と違憲性です。でも「いつ廃止するのですか」と詰め寄られるまで、うそとでたらめが見え見えになってしまったことだ。あなた、隠してもダメよ。【平然し兼盛】
始めての 続く苦労に くらぶれば
昔は物を 思はざりけり
制度を始めて、想定外の苦労をさせられて七転八倒しております。思い返せば開始前に考えていたことなんか子供だましみたいなものだった、あぁつらいなぁ。【困中納言あいたた】
無理矢理に 耐えてしなくは 出世せず
最高裁は 恨みざらまし
嫌がる人に無理やりにやらせることも耐えてやらなきゃならない。出世できなくなっちゃうもん。あぁ、出世なんて考えなければ、ここまで最高裁を恨んだりはしなかったのだけれど。【中納言浅い忠義】
あわれとも いふべき制度 不人気で
14人抜き せざらましかば
市民に見捨てられたこの制度。推進の功績で14人抜きでお頭になったけれど、結局恨まれるだけの結果でやるんじゃなかった。あわれと思ってくれる人もいそうにないので、このまま空しく死んでしまうに違いない。【損得公】
三宅坂 登る法人(のりびと) 息を絶え
行方も知らぬ 制度の末路
三宅坂の最高裁、媚びてすり寄った日弁連などと一緒に、もう息も絶え絶えだ。舵を失った舟のように、これからどうなっていくのか見当も付かない制度の末路であることだ。【そりゃもうよしたら好忠】
かくとだに 迷惑なこと 裁判員
さしもしらじら いやな思いを
このように迷惑だったとも言わずしらーっと「良い経験」と言ってきたのは、建前とホンネを使い分けるあんたたちにならっただけ。本当はつくづくいやな思いをしているのです。伊吹山のもぐさがいぶって燃えているような感じと言ったらわかっていただけますか。【藤原実態朝臣】
はじめれば 終わるものとは 知りながら
なほ恨めしき インコの奴め
無理して始めればそのうち無残な終わりを迎えることになる。それはよくわかっているのだけれど、それにしてもなんだかんだとけちをつけて立ちはだかるインコのことを考えると、夜も眠れません。赤煉瓦(法務省)の恨めしい夜明けです。【藤原道草朝臣】
三宅坂 いくら言っても 遠ければ
まだ廃止とは 言わないだって
最高裁は正義の道とはとんでもなく遠く離れたところにいるので、制度が破綻していることをよくよく知っていても、廃止に踏み出すなどと言わないのです。国民からの要求ですって? そんなもの読んでません。【何のこれしき我慢大事】
丸め込み 民の難儀を はかるとも
インコと仲間 それは許さじ
市民参加・良識反映だなんて丸め込んで、民の難儀を謀ろうとしても、インコと仲間たちはそのような悪事を絶対に許しません。函谷関は突破できても国民を騙しきることはできないのです。【清涼飲料水納言】
無理だらけ 怒りの限り ふつふつと
現れわたる 諸所の陥穽
「無理ばかりだ」 民の怒りは月日の経過とともに大きくなり、それにつれて制度の間違いが誰の目にも明らかになってきました。それはまるで、宇治の川面にたちこめていた川霧がとぎれとぎれに晴れていくときの様子に似ています。あぁいい景色ですこと。【権中納言再定義】
春の日の 悪夢のごとき 公判に
後悔ばかり 先には立たん
春の日のほんの短時間のことですのに、あの公判は文字どおり悪夢のようでした。こんなことなら出頭するのではなかったと深く反省しております。でも後悔は先に立ちません。つろうございます。【周防ボクやって内侍】
投稿:2014年2月6日