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にせ司法「裁判員制度守」さんを送る言葉

                                                  偽物付き合いの長い一インコ読者

 「佐村河内守」っていうおもしろい名前の人のことが今話題だね。耳が全然聞こえないのに世界を変えるとか魂をつかむとかいうすごい音楽を作ったって評判だったらしい。私なんか、無伴奏ヴァイオリンのためのシャコンヌなんて言われたって、えっ、なんのしゃこたんなんていう人なんで(恥ずかし~い)、そのすごい曲っていうの1度も聞いたこともないし。ま、要するによくわかんない話なんだけどね。

で、この人ってさ、「ホントは音楽自分で作らず人に作らせていた、ごめん」って、代理人の弁護士を立てて世間に謝ったんだって。えっえっえって感じなの。で、顧問弁護士はこれは偽物じゃないのかね。ま、そんなことはないか。

でもねぇ、全然耳が聞こえなくてどうして音楽作れんのかなぁって、音楽音痴の私なんかこの話聞いた最初のころからよくわかんなかったよ。なに、音痴は音楽がだめなことを言うんで音楽音痴っていう言い方はないって? すいません、よくわかりません、そのへんお任せします。でも方向音痴とか味音痴なんて言わなかったっけ。

話を元に戻すよ。いま蜂の巣つついたような大騒ぎなんだね。みいーんな騙されていた、騙されていたって仲良く言い合ってる。ホントは耳が聞こえていたのに耳が聞こえていないようなふりをして、人に曲を作らせてそれを全聾の自分が作った曲だって発表していた。交響曲第1番「HIROSHIMA」なんていうすごい曲作って、この人広島の市民表彰も受けちゃった。みんなで持ち上げて万歳万歳って言ってたんだから、みんなで失敗失敗って言ってればいいのかな。

本当はこの人偽なの、偽じゃないのって聞かれても、私はわかんない。新聞やテレビの騒ぎを見たり聞いたりしているだけだもん。朝日新聞は何回記事にしてごめんとかTBSは何回放送してごめんとか、あわてまくりのお詫び合戦があちこちで始まってる。アエラなんか、うちは騙されなかったなんて威張った記事を書いてるけど、同じ系列の朝日新聞は騙されたっていう話なんだから、こういうのナンダカナーって思っちゃうね。

衝撃の告白週間が過ぎたら、つらい懺悔週間に入ったんさ。いやらしい弁解もちらほら見え始めたね。朝日新聞の吉田純子っていう記者なんか、「しかし、私はかすかな違和感を覚え始めていた」なんてしゃれたこと書いてる(2月11日) 。ふーむ「かすかな」か。で、その違和感がこう発展したっていう話になるのかと思いきや、ゼーンゼン。脳天気なひとだね、この方は。スッカリポンのいかれっぱなしだったって言う訳。「祭りの渦中の関係者たちは、誰も気付けなかった」ときたもんさ。なにさ、祭りの渦中の関係者ってあんた自身を含んでるんでしょうが。他人事のように言うんじゃないよ。だいたい「気付かなかった」と言わずに「気付けなかった」と言い逃れるところがいやらしい。気が付かなかったのは仕方なかったっていうニュアンスをさりげなくこめるこの手口のいやらしさ、いや朝日らしさ。

で、純子ちゃん、最後にこう言ったね、「あなたの『後悔』は本物なのか。…もう答えのこないであろうそれらの問いを、今後は自分の筆へと向け、自戒の礎としたい」。ハハハ。純子ちゃんは、この偽音楽家のことを2年半前には『朝日新聞』に、1年前には『週刊朝日』に書いとると。そこをどう反省してるんかを聞きたいんですよ、読者の私たちとしては。逃げるなって言うの。この程度のお茶濁し総括記事でよろしいというのを、朝日式決着法っていうのですかね。

とっとっとっ、こんなにしゃべったけど、ホントに言いたかったのは、実は佐村河内守さんのことじゃなくて「裁判員ごっこ守さん」、違った、裁判員制度不当擁護のウソ話のことですよ。市民参加司法だの国民主権司法だの、調子いい話ばっかり広げて登場させた裁判員制度。いいもんだいいもんだと大宣伝をしまくったのがマスコミと日弁連でしたね。みんなでヘンリー・フォンダになろうなんて言いまくった左翼団体もあった。裁判員は「12人の怒れる男」になるんだっていう浮かれ調子の話よ。

で、どうなったかと言ったら、今やどうにもならないことがはっきりしたという訳ですよ。裁判員制度はひとを強引に裁判所に動員する徴兵制みたいな制度だっていうことが世間常識になっちゃった。みんながみんな嫌がり、呼び出されても裁判所に出て行かなくなった。裁判員制度のウソがいまではみんなにわかってしまったんですね。「裁判員制度河内守」現象ですよ。さぁ、どうする、マスコミの皆さん。

新聞記者としては、「しかし、私はかすかな違和感を覚え始めていた」なんて、いつでも書ける状態にもうなってるよね。彼ら、彼女らの頭にあるのは、ホントは「かすかな違和感」どころか、こりゃ全然だめだよという「完璧な崩壊感覚」だろうがね。きちんと反省しなければ過ちを再び繰り返すことになる。偽音楽家も大変だけど、偽司法制度はもっと大変なことだぜ、日本のマスコミでメシを食ってる諸君たちよ!HP

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿:2014年2月12日