トピックス

トップ > トピックス > 登録除外と呼出取消の要請行動を-第3篇

登録除外と呼出取消の要請行動を-第3篇

実際の事件を通して裁判員不参加(拒絶)の現状を知ってもらい(第1篇)、裁判員選任の一般的な手順に即して裁判員不参加(拒絶)の行動を提案させていただき(第2篇)、そして、インコ渾身の「登録除外と呼出取消の要請行動を」はついに第3篇に入る! あなたはとうとうここまで来た! あなたはここに来る運命にあったのだ! インコはそれをとうに見通していた。なんちゃってね。

この篇では、「裁判員候補者名簿からの除外を求める要請書」と「裁判員呼出の取消を求める要請書」の書き方を指南しちゃいます。住所と氏名などを書くだけでOKの要請書のダウンロードもできちゃいます。書き方の約束なんてものはないけど、最高裁にやらせると変なものを作っちゃうから(作るわけないか)、インコが基本フォーマットを作成して進ぜようと思うのだ(なんか偉そうって? とにかく聞いてくださいよ)。

「裁判員候補者名簿からの除外を求める要請書」

裁判員候補者名簿からの除外を求める要請書のダウンロード

書き方を知る前提として、除外を求める意味を押さえてね。

最高裁が前年末頃までに地裁に送ってくる裁判員候補者名簿には、各候補者からの「調査票」返信の記載内容が転記されている。あなたが「調査票」を返送していれば、自分は警察官をしているとか、何月は仕事上の事情でダメとか、書き込んだことが記されている。あなたが裁判員は絶対にやらないと書いていたならどうなるか。それも書かれている可能性はあるが、確かなことはわからない。

だから、あなたが「調査票」にどのように返事を書いていたかは関係なく、この「要請書」で名簿からの除外を求める。そうすると地裁は、あなたのところに「除外要請書」送付者と記録する。これは実際の裁判員裁判が始まる前のこと。この段階でここまで対応しておくことが大切。 

時が経ち具体的な事件の審理が始まる段階になると、地裁の裁判官と職員は、先の候補者名簿から無作為に150人とか200人とかをまず選ぶ(その人数は事件の内容性質などを踏まえて地裁が決める)。 

その名簿中に書かれている「70歳以上で辞退希望」とか「前年に裁判員か補充裁判員をやったことがある」とか「来年は一年中学生や生徒」とか「来年は一年中重い病気やケガで裁判に参加できない」とかの障害事由を一つひとつチェックし、外すべきと判断した候補者を外してゆく。これがインコの言う「名簿からの除外」。

「具体的な事件の審理が始まる時が来たら裁判員候補から必ず外してほしいと事前にきつく申し入れておく」という牽制の先行行動。

最高裁に「調査票」を返した時に削除や拒否の意思表示をしている人もこれを出すべきだというのはどうしてか。返信していても確実に地裁に伝達されているかどうかわからない。念のためという言葉もある。で、みんなそろって「削除要請書」を送ろうということ。

「裁判員呼出の取消を求める要請書」

裁判員呼出の取消を求める要請書のダウンロード

こちらについても、取消を求める意味を簡単に確認ね。

最高裁はこう言っている。「大半の辞退者は書面での回答によって呼出し自体が免除されている上、その割合は徐々に増加しており、現行の選任手続が全体として国民の負担軽減の上で大きな機能を果たしているということができよう」って。インコのお里ではこういう言い方を負け惜しみと言うんだけれど、とにかく三宅坂辺りは「物は言いよう」の世界。

彼らは、「選任期日前の出頭免除が活発に行われ国民の負担を軽くしている、そして最近その傾向がいっそう強まっている」と自讃する。ま、いいことだねぇ。私たちはその傾向をもっと加速させ、最高裁にはもっともっと自讃してもらいましょう。

呼出を取り消すというのは召集令状の発布を正式に撤回すること。呼出の取消を要請するというのは正式撤回を要求すること。要請が通れば、地裁から「呼出取消通知書」が送られてくる。バンザイ\(^◇^)/ それは裁判員を務める考えがないというあなたの挑戦に裁判所が屈したことを示す「降伏文書」だもんね。

10万円過料の脅しの破産を意味する「呼出取消通知書」は、価値の高い「闘いの記録」d( ̄◇ ̄)b グッ♪ 家族にはもちろん、周囲の友人知人にも「通知書」を見せまくってね。呼出取消要請書の手元控えも一緒に紹介して、「やりたくなければこういうこともできる」と、あなたの経験を何倍、何十倍に広げて下さい。ツイッターやフェィスブック、ブログにホームページなどなどにアップしていただき、それがどんどん拡散されていくとインコもっと嬉しい(≧∀≦)♪

呼出取消要請書を送ったのに呼出状がきたらどうするか? インコは、選任期日には出頭しない無視黙殺方針を提案! その理由は、最高裁が「(無視黙殺組が増える)動向を十分に注視していく必要がある」と懸念しているから。「現状では運営に支障が生じるレベルではないが」などとわざわざ断り書きをしているところ、かえって強い焦りを感じさせるけど、はっきり言えるのは、無視黙殺組が増えると最高裁は地裁に対し事前取消を強く勧めることになること。無視黙殺方針は事前取消の翼じゃなかった扉を大きく広げるのだ。

どうしても裁判所に出頭して拒絶を言いたいという方は、選任期日には必ず呼出取消申請書を持参して、「このとおり呼出の取消を求めたのに私の要請を無視して呼び出した」と抗議する姿勢が大切。選任期日の拒絶を祈る。頑張ってくださいd( ̄◇ ̄)b グッ♪☆

要請書を書く上でのご注意

書き方に難しいことはないが、簡単に説明します。サンプル書面に番号をつけるので、それを参照してね。なお、①~⑦は両書面共通、⑧以下は別々になります。

除外要請取消要請① あなたの住所地の地方裁判所の名前を書く。裁判所名は、昨年11月に送られてきた封筒中の「裁判員候補者名簿への記載のお知らせ」に書かれている。この封筒の表には「最高裁判所」と大書されていたが、実は発信人は地方裁判所だったのだ。この「権威主義の脅し根性」が許せない。「お知らせ」なんてもう捨てちゃったって? 気持ちはわかります。ではネットで調べてね。地方裁判所は1都府県に1つずつ、ただし北海道だけは札幌、函館、旭川、釧路の4つがある。

② 支部で裁判員裁判をやるところは、東京地裁立川支部、横浜の小田原、静岡の沼津と浜松、長野の松本、大阪の堺、神戸の姫路、名古屋の岡崎、福岡の小倉、そして福島の郡山のつごう10か所。ご自身のご住所によって地方裁判所本庁(本店のこと)でやるのか支部でやるのか分かれるので、「捨てました」派の皆さんはわからなければ地方裁判所に電話して確認を。「裁判員になるかも知れないので教えて下さい」と言ってね。信じられないくらい丁重に説明してくれるよ。それも彼らが窮地に追い込まれていることの証拠。なお、書面を送るのだから、地方裁判所の住所を聞くのももちろん忘れないように。

③④ 投函する日にち。

⑤⑥  昨秋送られてきた「お知らせ」に記載されていた住所・氏名を書かないと裁判所から確認の問い合わせが来ることが考えられる。煩わしいことは避けたいのでなるべくきちんと確認して書いてね。「お知らせ」がなければ現在の住所・氏名を書く。なお、印鑑は認め印で大丈夫。

⑦ 「お知らせ」のあなたの名前の下にバーコードがあり、その下側に数字が印刷されている。地方裁判所の職員はこれであなたを特定する。これも書き込んでおくと混乱防止になる。「マイナンバーは反対だ」という方や「捨てました」派の皆さんは何も書かずに送ろう。

左⑧ 地方裁判所に対するあなたの警告。これを送ったのに呼出状が来たら、必ずはっきり抗議した上で、「呼出の取消」を要請しよう。

左⑨ 名簿からの除外を求めるあなたの考えや気持ちを補足して書くスペース。イヤだからイヤという明快な答え方もよいけど、詳しく書きたい方は遠慮せず深い思いを書いて下さい。用紙を追加してももちろんOK。

左⑩ 書いた書面は後の証拠になるので、コピーをとってね。

左⑪ 封筒には地方裁判所の住所を書き、宛名は住所地によって「○○地方裁判所刑事部裁判員担当係」とか「○○地方裁判所○○支部刑事部裁判員担当係」にしてね。確実な配達のためには「配達証明郵便」が望ましいけど費用がかさむ。「普通郵便」で送るんだったら封筒もコピーを。

右⑧⑨ 呼び出されている選任期日の月日を書く。

右⑩ 地方裁判所に対するあなたの警告。万一無視黙殺されて呼出状が来てしまったら、今度は呼出状を無視黙殺!

左⑪ 呼出の取消を求めるあなたの考えや気持ちを補足して書くスペース。イヤだからイヤという明快な答え方もよいけど、詳しく書きたい方は遠慮せず深い思いを書いて下さい。用紙を追加してももちろんOK。

左⑫ 書いた書面は後の証拠になるので、コピーを。

左⑬ 封筒には地方裁判所の住所を書き、宛名は住所地によって「○○地方裁判所刑事部裁判員担当係」とか「○○地方裁判所○○支部刑事部裁判員担当係」にしてね。確実な配達のためには「配達証明郵便」が望ましいけど費用がかさむ。「普通郵便」で送るんだったら封筒もコピーを。

要請書のダウンロードを! そして嵐の拡散を!!

相手はリングの上にやっと立っているフラフラ状態。この2つの要請書を全国各地の地裁に集中して送ることは、裁判員制度の横っ腹に加える確実なボディーブローになる。いや、アッパーカットと言った方がよいかも知れない。
インコは心あるすべての国民に提案します。2つの要請書を思い切って使って下さい。とんで とんで とんで…、まわって まわって まわって…とかいう唄があったけど、これは使って 使って 使いまくって下さい。SNSなども活用してどんどん拡散してね。

そして、声を大にして言いたいのは、自分が出頭を免れただけでは問題は決して終わらないということ。出頭拒否の先に制度の廃止を展望しなければ、後の人たちが苦しむだけに終わる。

裁判員候補者名簿からの除外を求める要請書のダウンロード

 裁判員呼出の取消を求める要請書のダウンロード

鍋談義1
宣言

投稿:2015年1月4日