~裁判員制度はいらないインコは裁判員制度の廃止を求めます~
本日(3月20日)発売
『マスコミが伝えない裁判員制度の真相』
トピックスでもお馴染み猪野亨弁護士の共著です。インコのホームページも出てくるとのことです。ぜひ、書店で手に取ってみて下さい。ご本人の紹介文を掲載いたします。
本日、『マスコミが伝えない裁判員制度の真相』が発売となりました。
これまで、マスコミは裁判員制度を絶賛してきました。異様な報道ぶりです。
しかし、その報道の中に垣間見える裁判員制度の姿は、あまりに悲惨極まるものでした。裁判員制度が始まる前から、一部の弁護士や刑事訴訟法学者がこぞって裁判員制度を賛美し、あたかもこれが従来の暗黒刑事裁判の改革につながるのではないかという幻想を振りまいていました。
調書裁判が成り立たなくなり、公判中心の審理になるというような言われ方、そして官僚司法制度が打破されるかのごとくです。しかし、やっぱりというか、裁判員制度が実際に運用されると、そこで示された裁判員制度の姿は官僚司法制度を支える、いやそれ以上に煽り立てるだけであったことが如実に示されました。
裁判員制度によって刑事司法を被告人の側に立った改革につながるなどというのは幻想に過ぎなかったということが実際の運用でも明らかになったのです。
当初、刑事司法の改革だなどと主張していた刑事法学者は、こぞって御用学者に転落しました。
本書では従来のような理念的な批判ではなく、実際の運用という視点から制度の批判を展開したという点において新たな試みと自負しています。
今や惰性で続けてられている裁判員制度ですが、このような愚策に1日も早く終止符が打たれるよう願ってやみません。
投稿:2015年3月20日