~裁判員制度はいらないインコは裁判員制度の廃止を求めます~
あけましておめでとうございます。
謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
今年は酉年。またの名をインコ年と申します。株相場では「申酉騒ぐ」との格言があり、株が乱高下するようですが、裁判員制度でも「制度を廃止しろ」と申酉も騒いでおります。しかし、出頭率と拒否率は乱高下することなく、順調に下がる一方でございます。最高裁が発表した制度開始から昨年(2016年)10月末現在の出頭率の表をここに掲載致します。
なぜ、昨年10月末かと申しますと、最高裁がちゃっちゃと発表しないからです。1月中旬に11月末現在、おそらく2016年の最終統計は2月中旬か下旬になるものと思われます。それはさておき、制度始まった年の出頭率リ上(選任手続期日に出頭した裁判員候補者数/選定された裁判員候補者数)は40.3%、昨年10月末は24.3%、出頭率リ下(選任手続期日に出頭した裁判員候補者数/選任手続期日に出席を求められた裁判員候補者数)は83.9%から65.4%に下落しております。
ただし、ここに来て下落率が若干、鈍ってきた感もありますが、どちらにしても昨年を下回ることは間違いなく、回復はしないでしょう。この24.3%の人たちの中にも「拒否するために出てきた」という人がいますので、制度は2割弱の人(日当がほしい人、お上の御用が嬉しい人とお上に逆らえない人)に支えられているということです。昨年のトピックスのおおとり川村理弁護士の「投稿ージャカルタ事件と裁判員裁判」にあるとおり、様々な問題が噴出しております。
刑事裁判がこのような状況で良いはずがありません。インコはこの天下の悪法を今年こそ廃止するため頑張る所存で、ここに改めて信念のごあいさつを申し上げます。
柚木ミサトさんが描いてくださいました。柚木さんのブログはこちらhttp://www.yugi.jp/
投稿:2017年1月1日